看板


24時間戦えますか?は20年前の
某牛若丸某三郎太のお言葉。24時間営業という言葉もすっかりおなじみになりました。
35年前くらいまでは24時間営業といえばコインスナックくらい。
コインスナックってのも死語?でもって、
今回はこちらの御題。



ちょっと変わった自販機の噺



うだうだ子ちゃん。日本は自動販売機というものが
極度に進化した国と言えます。
戦前からそれはすでにあったのですが、
戦後特に急速な進化をとげ、
あらゆるものが自販機で買えるような
状況になってまいりました。
そんな中にあって、
時代の流れと共に表舞台を去った物、
新境地を開拓しようとして破れたものなど、
挑戦者達の足跡は枚挙に暇がありません。
今回はそんな変り種の自販機をいくつか。






ハンバーガー自販機ハンバーガー自販機看板
ハンバーガー中身














まだハンバーガーショップなるものが一部都市にしか存在しなかった時代、
地方の若者や子供の「ハンバーガー食べたいよぉ」という願望に応えてくれた自販機がこちら。

複数のメーカーから多くの自販機が出て、80年代終わりまではあちこちで稼動してました。
今でもドライブインやフェリーターミナルなどで稼動し続けているらしいです。
中に電子レンジのような加熱機が内蔵されていて、硬貨投入後ボタンを押すとそこから約一分にわたって加熱が始まります。
調理時間を示すニキシー菅を見つめながら待っていると下からゴトリと紙箱に入ったブツが。
時に水分抜けすぎてパンがカスカスになったり、ふやけてヘニャヘニャになったりしますがそこもまた一興。
個人的には焼きそばバーガーが美味しかった記憶が。



うどん自販機うどん自販機
うどん














こちらもまだ現役で働いてるコインスナックの常連。
スチロール製(もしくはメラミン)の丼に温められた
ソフトめんのうどんがポンとセット。別途出汁がそそがれて一丁あがり。
天麩羅ときつねの2種あったはず。
(1機種1メニューなので2機種あったということ。)そばもありました。
薬味と箸は別ポケットにあるので自分で取るのですが、
欲どおしい先客が根こそぎ持って行ってる可能性もあるので注意。




わたがし自販機わたがし自販機



スーパーやデパートの屋上遊園地の定番。
20円ほど入れて円筒系のなかに備え付けの割り箸を構えて
待つと中心部にザラメが一定量入り、綿菓子が蜘蛛の糸のように
出始めるので自分で絡めとる。下手な人だと
袖口まで綿菓子が付いたり、割り箸に均等につかなかったりで
大変なことに。味は普通に綿菓子です。







ボンカレー自販機ボンカレー自販機


すでに大塚食品自体はこの自販機から撤退してるようですが
まだ生き残って稼動してる自販機が
古いビジネスホテルやコインスナックに今もあるようです。
レンジでごはんのようなトレーににラッピングされた
ごはんの上にヒートパックのレトルトカレーがフィルムで引っ付いていて、
それを剥がしてごはんにかけて食べるシロモノ。
レンジで暖める形式ではなく販売機の中で常時暖められてるため
待つ必要がありません。ゆえに保温の時間が経ちすぎると
風味が損なわれるという欠点も。故に自販機には
1個か2個くらいしか入れないようにしてるとは自販機の持ち主の談。
ヒートパックではレンジにかけれないからしょうがないけど。




記念メダル自販機記念メダル自販機


最近トンと見なくなりましたが、遊園地観光地、飛行場や
フェリー乗り場にはコイツが必ずありました。
2種ないし3種のメダル(金か銀)が300円〜500円で売られ、
オプションとしてキーホルダー、ペンダントに
出来るメダルホルダーも200円で売ってました。で、買ったからと
言ってキーホルダーにするには重過ぎるし
(ホルダーからよく抜け落ちるし)、ペンダントにするにもカッコが…
買った時点で目的完遂なアイテム。






記念メダル刻印機記念メダル刻印機


で、上で買ったメダルに名前や日付を刻印するというのがこちら。
ダイヤル式でローマ字と数字を刻める。
ワンセット50円〜100円だっらかな?刻むのはいいけどミスしても
やりなおし不可。故に一回の失敗も許されません。
一番多い失敗はメダル送り(文字と文字の間にスペースを
空けたいときに使う)を誤って同じ箇所に
二回文字を穿ってしまうパターン。そこはかとなく
「取り返しの付かないことをしてしまった」と
思わせられるアイテムであります。




明るい家族計画自販機明るい家族計画自販機


最近はコンビにでも買えるコンドームですが
(昔はスキンとも衛生サックとも言っていた)、
当時は薬局で買うのが普通。とはいえ薬局は夕方には閉まる。
こういうものが活躍するのは夜なのに…
ということで薬局の前に置かれた自販機がこちら。
昔は「明るい家族計画」というフレーズで
売られていたものですが、近年はそういう隠語を使わずとも
よくなったのか、すっかり見なくなりました。
最近は香水付き、アロマオイル付き、お菓子の香り付きと、
こういうものでも遊べる状況を見るにつけ、
昭和の御世の日本人とは違うのだなあと痛感。




週刊誌自販機週刊誌自販機


かつてはビニ本に「書店ルート本」と「自販機ルート本」の
2タイプあったと聞きます。
自販機ルートは文字通りこういう自販機で
販売されることを目的として発行された本。
大抵本屋の裏側、もしくは歓楽街の自販機集中地区
みたいなところにありまして、おつまみの自販機とセットで
並んでいたのを思い出します
(筐体のサイズが同じだから?)むき出しのものもあれば、
透明ビニールテントで覆われたものもあり。
所定の金額を入れボタンを押すとブザーと共に下に滑り落ちてきます。
あとは帰ってからのお楽しみ♪




COSMOS自販機COSMOS自販機


♪ぼくらもほしい〜コスモス〜。のCMで有名だったガチャガチャメーカー、
コスモスの自販機。筐体はでかいですが何のことは無い。
お金入れたら黒い取っ手を自分で下に引き落として
箱を取り出す半自動販売機なんです。
この筐体で売られるのは100円〜300円の高価ガチャガチャで、
豪華さをアピールするパッケージとは裏腹にチャチなものが多く、
子供たちの手の届きづらい値段もあいまって
敬遠されるようになってしまいます。
また有名メーカーのあからさまなパクリ商品も
問題に上がるようになって、程なくしてコスモスは倒産。
全国の販売機はそのままうち捨てられ、放置されたままに
なってしまいましたが、構造が単純な半自動販売機ゆえ、リペイントされ
今も別の景品自販機として新たな人生を送ってるモノもあるようです。


占い自販機占い自販機


百貨店の大食堂やドライブインに行くと
メニュー立てのよこにさりげなく「おじょうちゃん、あたしであそばない?」と
言わんばかりに置かれていたのがこちら。
100円をつまみの上に空いている穴(もしくは本体の穴)に入れて、
自分の正座の位置に矢印を合わせて
レバーを引くと五色豆サイズの塩化ビニールのカプセルがポン。
開けて中を見ると丸め込んだおみくじが
出てくるというもの。どうってことは無いのですが料理が来るまでの
暇つぶしや話のネタにするにはいいのかな?




ミックスナッツ自販機ミックスナッツ自販機


百貨店の大食堂やドライブインに行くと
メニュー立てのよこにさりげなく「おじょうちゃん、あたしともあそばない?」と
言わんばかりに置かれていたのはこちらもそう。
所定の位置に紙皿をセットし、100円を本体の穴に入れて、
レバーを引くと豆がざらざらー。
中身は基本ピーナッツ、アーモンド、グリンピース、くるみ等。
量も種類もランダムなんで自分で豆は選べません。
どうってことは無いのですが料理が来るまでの
軽い口ならしにするにはいいのかな?
(写真はアメリカ製のやつで、日本でよく出回っていた
筒状の縦長のものではありません。)




ジュースクーラージュースクーラー


日本初のジュースの自販機とも言われる逸品。
購買意欲をそそるために循環し中で吹き上がるオレンジの液体が微笑ましい。
コップは自分で引き抜いて所定の位置に持って行き
ボタンを押すと一定量のジュースが出るという仕組み。
全自動ではなく半自動なのだが当時この紙コップが
大量に抜かれて空になるという事が相次いだので、
以降の自販機では紙コップも自動に一個だけ
落ちてくるシステムがとられた。(技術的に未熟だったため、
機械の中でコップが倒れたり、詰まって出てこず
ジュースだけ出たりというのは日常茶飯事だった。)
ジュースの味はどこか人工的な香りと苦味の混じった
甘みがあって、お世辞にも美味いものでは無かったものの、
郷愁をそそるアイテムではあります。




ジャンボキャラクター自販機ジャンボキャラクター自販機


第二次怪獣ブームの折に現れた
インパクト抜群の自販機。発売元はタカトク(製造は日本娯楽機メj。
2メートル半はあろうかという巨大なヒーロー型の外観で
右足太腿に100円入れると左膝からカプセルトイが
出てくるというもの。自販機のキャラクターに従ったカプセルトイが
4〜5種類ほどあったようで、写真のミラーマンのほかに
仮面ライダー、超人バロム・1、シルバー仮面、
ウルトラマンAなどがあった模様。
素材はFRPでかなり頑丈。
キャスター付きなので移動も簡単です。
当時の売価は一台30万円。今でも田舎の商店街の
おもちゃ屋にディスプレィとして残ってるものもあるみたいです。




















(2012.10.9補追)寛平のリトルコロコロリトルコロコロ


いやこれは驚いた。まさか実物が残っていようとは。

1978年頃、関西圏で突如鳴り物入りで現れたカプセルトイ自販機。
トロフィーのような外見を持ち、大きさは台座を含めると
1メートル半ほどの巨大なシロモノで、
イメージキャラクターは当時吉本新喜劇のホープとして
売り出し中だった間寛平氏。
TVCMも派手に打たれ、
「(子どもの声)寛平のリトルコロコロ!(寛平の声)30円よぉ〜」という
フレーズは世代人には懐かしい。
中身は様々で別に寛平グッズというわけではなく、
ゴム人形やキーホルダーの類い。
所謂ガチャトイでしかなかったが、
確か「あたり」くじが付いていて、それを引くと特別な大型景品を
店頭で交換出来ました(時期にもよる)。
2年もしないうちに機械だけが残り、中身は別会社の
ガチャガチャトイに変わったところを見ると、
展開時期は相当短かったようです。

















寛平のリトルコロコロがようやく補足と言う形で掲載できたのは嬉しい限り。
印象的な自販機はやはり黎明期故、の為せる技なんでしょうか。
では次回。



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